<栽培環境>
日当たりと風通しのよい場所で育てます。水はけのよい土壌を好みます。10℃を下回ると生育が緩慢になるので、11月までに定植を終えておくと根が活着し冬にも株が充実してきます。
<水やり>
表土がよく乾いたらたっぷりと水やりします。緩急をつけた水やりを心がけましょう。
<肥料>
冬の間、寒冷地の場合は不要ですが、暖地で次々に咲いてくるような場合は、月に1回窒素、リン酸、カリウムがバランスよく入った固形肥料を置いてください。
<病気と害虫>
低温期は夜間に水滴が残ると花がらや黄化した葉が灰色かび病を誘発します。水やりは天気の良い午前中に行うことを心がけましょう。
<植えつけ>
9月下旬以降に植えつけます。株間は15~20cm程度とってください。根鉢をポットから抜いたとき、根鉢の表面に根がびっしりと回っている場合は、少しほぐして植えつけます。
<花がら摘み>
パンジーはビオラと違って輪サイズが大きく花上がりが少ないため、花の摘み過ぎに注意してください。花を終えると鞘にたくさんの種がのってきます。植物にとって種をつけることは相当な労力ですので、株が疲れないようこまめに花を摘みましょう。その際、花茎の付け根から切り取ることがポイントです。